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日本人のルーツ---日本は多民族国家 [サイエンス]

DNA解析を基にした日本人のルーツを探る研究の結果が、総研大などから公表されている。大変興味深い。現代人はアフリカ生まれのある女性一人を先祖とし、その子孫が世界に広まったものである。日本へは、インド、東南アジアを経て到達した。これが縄文人であり最初に日本に住み着き、縄文式土器の文化を残した。

人類が伝播したルートはもう一つあり、それは中東から中央アジア・モンゴルを通って南下したルートだ。稲作文化を持った中国系と重なり、朝鮮半島を経て日本にも遅れて渡ってきた。紀元前2000年頃に、日本列島にやってきたモンゴル系人種が弥生人であり、縄文人を駆逐し、また混血もして現在の日本人になった。

北海道の縄文人は稲作を拒否して狩猟生活を続け、弥生人との混血があまり進まず、むしろオロッコなどと混じって現在のアイヌ人を形成した。同様に混血があまり進まない段階で本土から切り離された琉球人もまた縄文人の痕跡を強く残した。この理由で、沖縄人は本土人よりもむしろアイヌ人に近い。それがはっきりDNA解析の結果として現れている。図はいくつかの人種の距離関係を示したものだ。

この図によれば、本土日本人に一番近いのは、朝鮮人ということになる。朝鮮の人々は、アイヌや沖縄の人たちよりも本土日本人に近い。中国人と北方モンゴル人との混血で朝鮮半島に生まれたのが弥生人なのだが、朝鮮半島でもその後の変化があった。現代の朝鮮人は弥生人が、もっと中国人に近づいたものだ。

渡来の波は何度も繰り返された。鉄器を持った部族、騎馬をあやつる部族などが次々に渡来して、日本の支配権を獲得していったから、日本国内でも、人種の固体分布がある。たしかに、人によって見た目に中国人に近い人や、アイヌ人に近い人など様々だ。これは、単に見た目だけでなく、DNAが中国人型であったり、朝鮮人型であったりしていると言うことだ。

日本人全体ではどのような分布になっているかと言うことを総研大の宝来教授が、ミトコンドリアDNAタイプ分析している。日本人は朝鮮型が24.2%中国型が25.8%琉球型が18.1%、アイヌ型が8.1%、その他21%であり、日本固有型は4.8%しかない。日本は、もともとが多民族国家なのである。大和民族による単一民族国家などという妄想は過去のものになったと言える。

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