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安倍晋三の真珠湾 [政治]

安倍晋三が真珠湾を訪問することが報じられている。オバマ大統領が75周年で訪問するのに合わせて共に犠牲者を慰霊するのだという。戦争の犠牲者を弔い、二度と戦争を起こさないことを誓うのは良い。

しかし、安倍晋三には真実味がない。本当に戦争の犠牲者を悼むならなにおりも憲法9条を尊重して、軍事費を削減していくべきだろう。やっていることは真反対で、社会保障費や教育費を経ずってまで軍事費を増やしているし、戦争法案まで作った。

安倍の言いたいことは、「真珠湾では失敗したが、75年経てば、たいした影響ががなく日米親善ができる。戦争の失敗なんか気にすることはない。」と言う事だろう。政府支配層にとってはその通りだが、1つしかない命を戦争で奪われた人々やその肉親にとっては今も大きな傷跡で決して癒えるものではない。安倍の慰霊はいかにも軽々しい。まさに犠牲者を冒涜するものだ。

安倍のハワイ行は、現職の総理大臣として初めてなどと報道されたが、これはウソだ。1951年には吉田茂が行って謝罪しているし、1956年には鳩山一郎、1957年には岸伸介、これまで3回も行っている。考えて見れば当たり前だ。アメリカに迎合することに熱心な自民党政府が行かないはずがない。真珠湾に対しては、実に丁寧な慰霊を行っている。

その一方で日本の首相が南京で慰霊したこともないし、盧溝橋で反省を示したこともない。真珠湾の犠牲者は2300人だが南京は20万人にもなるし、日本軍に殺されたアジア人は2000万人にもなる。あまりにも奇妙な「慰霊」の隔たりだ。昨年、オバマ大統領は広島を訪問して慰霊はした。安倍晋三よりもはるかにまともだ。

政治指導者にとって慰霊の意味は政策への反映にある。オバマ大統領は軍事費を削減し、核兵器の廃絶にも一応の意欲を見せた。だからオバマの慰霊には真実味がある。ところが、安倍の慰霊には政策の反映がない。単なるパーフォマンスあるいは、アメリカへの恭順を示すためのものでしかないことが見えてしまう。

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