So-net無料ブログ作成

熊本地震に付け込むやから [社会]

熊本の大地震はなかなか大変なことになっている。今まであまり地震を経験していない所で、しかも、今までになく何度も繰り返す大地震だから、被害も大きい。老人が住む古い家が軒並み倒壊して犠牲者は60人を超えることになった。。地方が寂れていることはずっと前から明らかだった。地震がなくとも潰れそうな家に住まざるを得なかった人達がいる。地震の前に手を差し伸べておかなければならなかったはずだ。

地震発生後は、全国各地から支援の手が差し伸べられており、立ち上がりも早いように感じる。被害が局地的だったから、周りからの支援もしやすい。何よりも津波や原発事故につながらなかったことが幸いだった。東日本大震災の時は、原発が大きな障害になり、救援できずに亡くなった人が多い。原発近くの浜辺には、長らく遺体が転がったままになっていた。
しかし、報道されなかっただけかも知れないが、今回新たに耳にしたのは、避難中の家屋が空き巣に
襲われたことだ。かなりの盗難が発生している。避難所での置き引きまであると言うから驚く。それでなくとも、被害にあって打ちひしがれている人から盗むなど言語道断で、人間のすることではない。怒りを通り越して情けなさを感じてしまう。

ところが、災害を利用したのはは泥棒だけではなかった。救援には、消防や警察が大いに働いたのだのだが、テレビ画面には自衛隊の迷彩服ばかりが映っていた。救援隊は被害者から見つけやすいほうがいいのに、なぜ身を隠す迷彩服を着なければならないのだ。さっそく災害出動の機材を充実させるなどと防衛大臣が発言していたが、福祉を圧迫する防衛費の増額に向けた布石だろう。災害につけこむ被災地泥棒と同じだ。

極めつけは、オスプレイに物資を運ばせたことだ。わざわざ沖縄から米軍のオスプレイを呼び寄せて、岩国から熊本まで運んだ。こんな短距離を飛べるヘリコプターなら自衛隊には山ほど遊んでいる。オスプレイを使って、それをわざわざテレビ報道させたのは宣伝のためでしかない。外国まで直接殴り込める長い航続距離が売り物のオスプレイは重量の割りに積載量も少なく、全く災害出動向けではない。実際、運んだのはわずかの分量でしかない。オスプレイのエンジンが強力で24トンを運べるなどと弁護する奴がいるが、機体が重いので実際には4.5トンしか積めない。しかも最大積載の場合には、滑走路がないと離陸できない。

あまりな宣伝の露骨さに自衛隊内部からさえ批判が出たら、「米軍から支援の申し出があったので受けた」と中谷防衛大臣が釈明した。しかし、翌日には米軍の方が「日本からの要請だった」と暴露してしまった。中谷という人は、その場その場で適当なごまかしを言う人物だと覚えておこう。

災害は悲惨だ。しかし、それに付け込むやからが大手を振って政治を牛耳っていることは、さらに悲惨だ。
メッセージを送る