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伊勢志摩サミットの成果 [国際]

大々的な宣伝とともに、莫大な経費を使って伊勢志摩サミットが開かれた。結果としていったい何が得られたのだろうか?何もない。「お互い、いろんな協力をしましょう」当たり前の事だ。何もわざわざ伊勢に来る必要もない。しいて言えば「世界の大国と言うのは我々なんですよ」とアピールしただけのことだ。オバマ大統領のヒロシマ訪問があったが、これはサミット自体とは関係がない。

安倍内閣としては、アホノミックスの異常な手法を国際的に信任してもらいたかったかもしれないが、これは見事に失敗した。ドイツなどが、財政健全化は当然のことだという常識を手放してくれなかったので、アホノミックスを礼賛してもらいたいいう安倍内閣の願いは聞き入れられなかった。当然のことだ。

このところアホノミックスはますます泥沼に陥り、財政赤字をどんどん増やしながら、財政出動を続けるに至った。金利をマイナスにまでして、設備投資の拡大を図るのだが、企業の方は溜め込むばかりで、一向に投資しない。法人税も引き下げに引き下げ、トヨタほどの大もうけをしても、税金を払わないところまで来た。全て国民から、消費税として巻き上げれば良いという無茶苦茶な起業保護だ。

パナマ文書が暴露され、世界の大企業や金持ちが、税金逃れをしていることが問題となったが、日本の企業や金持ちは、あまり出てこない。そのはずで、彼らにとっては日本自体が立派なタックスヘブンであり、何もパナマなどに頼らなくても良いからだ。国内は、金持ちにとっても、政治家にとっても、税金逃れの天国なのだ。

税と福祉の一体改革と称して、財政危機を理由に社会福祉を切り捨ててきた。財政健全化を最優先課題にしてきたはずだった。副詞の削減が達成されたら、とたんに財政危機の話はなくなった。消費税の増税が決まったら。とたんいに、軍事費を極度に増やし、企業減税を増やし、バラマキを始めたのである。

アホノミックスは、「財政赤字は知らん顔して、企業の便宜に金をつぎ込み、当面の不足は消費増税でまかなう」というのが、その骨子だ。「企業が儲かれば、国民にはおこぼれがある」がその根本前提だ。当然のことにこれは失敗する。サミットでこの非常識を財政出動促進という形で常識化しようとする試みも敗れた。

株高は、景気循環の波にのっただけのもので実はアホノミックスとは関係がないのだが、安倍内閣はこれを頼みの綱としてきた。その株高も明らかに峠を過ぎて下降局面に入ってきた。ここで消費増税をすれば、安倍内閣はアホノミックスの失敗を認めざるを得なくなる。

政権にもう少ししがみつきたい安倍としては、消費増税を日延べして、破綻の明白化を避けなければならない。伊勢志摩サミットを口実にすることを考えたのである。世界経済が未曾有の困難に直面し、「アホノミックスはうまく行っているけど、消費増税を延期すると」いったわけのわからない口実を持ち出したのである。

財政赤字はほったらかしだし、軍事費は後年度負担まで増額しているし、社会福祉はこれ以上減らせないところまで減らしている。安倍のあとを受けた内閣は大変なのだが、すべて、安倍の個人的な政権しがみつきを優先させているのが現実だ。日本の政治は劣化のきわみだ。
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