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競争社会の制度設計 [社会]

現代は競争社会と言われる。競争が社会の活力を生み出し、結果的に豊かな社会を作りだすと信じられている。限られた資源を、能力のあるものに配分して有効に活用すると言うわけだ。格差も生じるが社会全体も恩恵をこうむるので格差を許容する考え方だ。

現に発展した国はすべて競争を取り入れているところを見ると、この考え方は実績で証明されているともいえる。ぬるま湯に浸かっていては進歩がないのももっともだ。そんなわけで昨今は格差に文句をつけることがタブーになっている感もある。負け組みのたわごとといわれかねない。

しかし、逆は真ならず。昔ながらの王様が威張っているところに発展はない。格差があればいいというわけではないのだ。競争はうまくルールを作ってフェアに行われなければならない。競争のルールをいかに組み立てるかの制度設計が政治の役割だろう。

そのような目で今の日本を見てみると、格差ばかりが目立ってフェアな競争が見られない。国会議員は世襲だし、世襲で富を引き継いだ「青年実業家」が跋扈している。詐欺まがいの金融操作で莫大な金を手にする。官僚になれば次々と天下りの渡り鳥が可能だ。会社でも実力が公平に評価されている話はあまり聞いたことがない。

日本は学歴社会でこれが唯一の公平な競争らしく見えている。どのような出自であれ、入学試験に通れば豊かな人生が開けるのは一種の「Japanese Dream」だったといえる。ところがこれにも最近は腐食が見えるようになった。これについては稿を改めて書くことにしよう。
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